「Web 2.0は我々の文化を殺すのか」を読んで
まだ、読んでいない(というか原書は洋書なんで無理)のですが、ちょっと気になってる、本、話題があります。
Web 2.0は我々の文化を殺すのか?(その1)
http://wiredvision.jp/blog/yomoyomo/200709/200709121000.html
書籍名(洋書??)
The Cult of the Amateur: How today's Internet is killing our culture
以下、上で紹介したエントリからの引用。
アマチュアが生み出す、もしくは選び出す情報は信憑性・品質の両面で疑問が残り、プロの成果のただの模倣であることも多く、「ユーザ参加型」の有効性は大いに疑問が残る
「ユーザ参加型」というアマチュア崇拝の昨今の流れが新聞社、出版社といった伝統的なメディアの存在を脅かしていることは甚だ遺憾
伝統的なメディアは「高い専門性をもった才能」の育成機関としての機能も保持しており、それが失われる社会の損失はWEB 2.0が社会にもたらす利益よりはるかに大きい
不特定多数無限大の生み出した情報の氾濫は、真実と虚偽、専門家と素人の境界線をぼやかすだけで、それが望ましい世界をもたらすわけではない
私は、完全にWeb2.0大好きっ子なんですよね。
その理由は二つあって、
・プロが必ずしも正しいことを言ってるとは思わない
⇒プロでも間違うことはある、もしくは、意図的に情報を歪める
・情報の真偽は複数のソースを元に、個人が行うものであり、
特定のメディアの情報を信じてはならない
⇒個人的には、プロでも、アマチュアでも嘘ばっかと思っている。
統計的な事実はプロのほうが信頼が置けるかもしれないが、
主観が入るものは、誰が書いても真実にはなりえない。
ってとこかなと思っています。
確かに、プロのほうが質がいいものは確実にあるのですが、
私的にメディアとして価値があるものは、
NHKのドキュメンタリ (NHKのドキュメンタリは最強です)
一般の小説 (←やっぱプロはすごい)
日経関連 (それなり纏まってる)
映画 (これも金を払う価値は明らかにある)
ドラマ
アニメ
専門的な技術書
ぐらいかなと思ってます。
逆に、意味ないじゃんと思っているものは、
バラエティ系の情報番組 (嘘多いですよね・・・)
うすっぺらいノウハウ本 (←為替の本とか本当にひどい)
一部の新聞 (アサヒルとか言われちゃう様な新聞とか、、、)
ゲームの攻略本 (物は悪くないんだが、ネットの力が凄すぎる)
って所です(「えらく偏向してるな、お前のメディア感」とか言わないでください)。
で、言いたいことは、Web2.0が良い悪いという話というよりも、
目的に応じて、参考にする情報の入手手段を分け、
個々人が情報リテラシーを高めるしかないんじゃね?
ってことです。
明らかにWeb2.0系の情報伝達が向いている分野もあり、
逆に不適格な分野もあるというだけのことです。
後、参考エントリとして、プロもアマチュアも間違えるっていうのを
コミカルに書いたエントリを。
ガリレオブログに起きたこと----1633年の大炎上
http://d.hatena.ne.jp/BigBang/20060929/1159536962
初めて読んだときは、かなり吹きました。