WEPには困ったもんだ

CSS2008(コンピュータセキュリティシンポジウム2008)において、無線LANの暗号化方式であるWEPを瞬時にして解読するアルゴリズム神戸大学の森井昌克教授から発表されたそうです。何よりすさまじいのが、既に知られているような特殊な環境が必要な方法ではなく、通常の環境で簡単に突破可能であるという点。しかも、諸般の事情によって解読プログラムの公開はひかえているものの、近々公開予定とのこと。


携帯ゲーム機であるニンテンドーDSは暗号化においてWEPしか現状ではサポートしていないため、今後、さまざまな問題が出る可能性があります。


一瞬にして無線LANのWEPを解読する方法がついに登場、まもなく解読プログラムを公開予定
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20081013_wep_morii/


「あ〜困った」って感じ。まあ、DSの使用頻度はかなり低いので暗号切り替えるようにしてるからいんですけど、実家のルータが古いんでWEPにしか対応していないのがどうにもなりません。

 任天堂はこういったリスクについてどう考えているのだろうか。同社広報室は「WEPのぜい弱性は以前から指摘されていた」とし、新機種ニンテンドーDSi」ではより強固な暗号方式・WPAを採用したと説明する。ただ「販売済みのDSの暗号方式をWPAに変更することは技術的に不可能」で、従来機種を利用しているユーザーは今後もWEPで通信するしかない。


 では、従来機種のユーザーはどうすればいいのだろうか。同社は「ニンテンドーWi-Fiネットワークアダプターのように、マルチセキュリティに対応したAPが増えている。そういったAPを使ってほしい」としている。同製品なら、DSとはWEPで、そのほかの機器とはWPAで――と、暗号方式を使い分けて通信できる。


WEPは一瞬で解読――ニンテンドーDSはどうなる
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0810/17/news083.html


ニンテンドーDSiではWPAになるのか・・・・
後、マルチセキュリティーのAPなんかも出ているのでそれを検討してみるものいいかもしれませんね。


蛇足:最近iPhoneを持って歩いていると、そこらじゅうで無線LANの電波が入ってきてびっくりです。結構だだ漏れですね・・・・