ファイアープロジェクトの連中と酒を飲んできた

先週、昔ファイアーしたプロジェクトの連中と酒を飲んできた。
で、一番そこで出た意見。


SIerやめたい・・・(or もう、やめた)


出席者のステータスは下記の感じ。


俺(共通チーム) ⇒ 技術部的な部署へ(←SIerっぽい仕事ぷりではない)
元チームリーダ  ⇒ パッケージベンダーのコンサルへ転職
フレームワーク1 ⇒ 現場リーダのまま
フレームワーク2 ⇒ 無職


年齢層としては、30〜って感じなんだけど、やっぱり行き詰まりを感じているやつは多い感じだ。


そんな中読んだのが下記の記事。

もう、とにかく内製したい。主導権を握るっていうと抽象的だけど、突き詰めていくと内製化をせざるを得ないんですよ。


・・・・・・


 もしかしたら、「こんないい加減なやり方で」って思う方もいるかもしれません。「要件定義が不十分なんじゃないか」「仕様書が無いのはまずいんじゃないか」といった質問を受けることはあります。しかし、そんなことは問題ではない。このやり方で実際に2年やってきました。結論から言えば、「速さが全てを駆逐する」んですよ。速いことが全ての諸問題を消し去った。


・・・・・


 でも、今のやり方は、そういった問題が一切生じない。要求の精度が悪くてもいい。間違っていてもいい。すぐに直すことができるので全く問題ない。システムを作るプロセスや手続きは問わない。できたシステムがちゃんと業務にフィットして役立てばそれでいいのです。


情シス、ベンダーがそれぞれの仕事を全うすることがベストな関係を生む〜良品計画


上記は、SIerにとって別に絶望的な話ではないんだが、この業界かわらざるえないんだろうな・・・って感じはひしひしと受ける(で、個人的には売り上げ規模は生産性の向上によって縮むと思ってる)。コモディティ的なシステムはがんがんクラウドとか、SAASの上に行っちゃうだろうし、会社のコア的なシステムはベンダーが握りこむなんてことをやってる余裕はなくなって、ユーザ企業が中心となって適正な価格(で、それは今のSIer相場より安く、パイも小さいと思う)で構築してくように移っていくのではないか・・・と思ったりする。


先日、Qconなる有料イベントに行かせてもらったのだが、そこでは海外のシステム開発がどのような感じなのか(アジャイル3割とか)、識者(?)が今後どう変わっていくと思っているのかといった話がされていた。


Qconの内容は下記あたりを参照のこと。


QCon Tokyo 2009へ行ってきました
QCon Tokyo 2009へ行ってきました(続き)
QConまとめ:クラウドとリーンがユーザーとエンジニアをつなぐ


いろんな話を聞いていると現在のSIerの仕事がいつまでできるのかな・・・としみじみ思う。まあ、早く変わったほうが案外みんなハッピーになれるかもしれないけどね。