オラクルオープンワールドに行ってきた

ラクオープンワールドに行ってきました。


Oracle OpenWorld Tokyo


ってことで簡単な感想を。


基調講演(oracle


私の中のオラクル像は、DBとAppSerever(Weblogic)の会社なのだが、正直それをまったく前面に出していない基調講演でした。
業務アプリを前面に出したユーザ企業向けのアピールが主体の印象。


三つのキーワードでアピールしており


・Complete
  業種に特化した包括的なソリューションを出していく
  各業種向けの業務アプリケーションを提供しているTop的な
  企業を大量に買収(400億ドル・・・)


・Open
  標準にそった製品展開をし、Openな技術で連携できるようにするよ


・Integrated
  業界ごとの代表的なワークフローに沿ったアプリを提供するので
  それをベースにアプリを統合していって


とか、いった感じのことをいっていた気がする。
ここまで、ユーザ企業よりのアピールをしてくるっていうのは個人的には意外な印象です。


基調講演(HP)


基本、コスト削減系の話に聞こえました。


覚えている内容としては、下記な感じ。

  • 国ごとに異なっている業務フローの共通化
    • 意外なことに人事などは共通性が高いらしい
  • シャドーITの可視化、削減
    • 対象はIT資産(プリンター、業務アプリ、サーバ、IT拠点ete)
    • 上記の大幅な見直しを行う。基本は大幅削減
    • 改善前は、社内で使用しているプリンターの種類100種類以上、プリンターのメンテコスト800億といったコストのかかりっぷり
    • 業務アプリ、プロジェクトとの削減っぷりは相当強烈だった(50%以上削減していた気がする)
    • 業務フローの統合で国別のアプリとか、部署アプリとかをかなり激しく削ったんだろうな
    • サーバについては、仮想化をがっつり利用
    • サーバについてはコスト(初期投資?運用?)が-40%なのに、処理能力は3倍とかかなり強烈な成果が出ていた感じ


ユーザ企業としては当然の施策に思えるけど、正直ここまで効果が出るというのは意外だったし、Sierとしては((((;゜Д゜)))ガクガクブルブルな印象。Sierってユーザ企業様の無駄な投資でご飯食べさせてもらっている所あると思うのですよ。そういう無駄を完全に排除されたらパイが相当縮じゃうと思う(HPみてると3割以上は縮んでるよな〜って印象)。


Oracle Application Expressで解決しよう!オンライン帳票の難問奇問


次。ハンズオン系のセミナー。まず、想定していた内容とぜんぜん違ってびっくり。オンライン帳票っていうからSVFとかの対抗製品かな〜と思っていたらぜんぜん違った感じ。製品の概要は下記の感じ(イメージとしてはWeb化されたアクセスかな)。

Oracle Application Express (旧:Oracle HTML DB)はWebアプリケーションを簡単に開発・実行できる統合環境です。一体化された便利なウィザードと強力な開発機能が含まれるため、初心者からプロの開発者まで、データベースや開発言語に関する高度な知識なしにアプリケーションの開発が行えます。


http://www.oracle.com/technology/global/jp/products/database/application_express/index.html

APEX (旧称 Oracle HTML DB) は、Oracle Databaseの1コンポーネントとして提供されているWebアプリケーション開発ツールです。Oracle Databaseのライセンスがあれば、APEXは無償で使えます。


APEXはOracle Databaseのコンポーネントなので、当然Oracle Databaseにアクセスするアプリケーションを簡単に作るための機能が満載です。開発自体もWebブラウザで行っていくので、プログラミング言語やデータベースに関する詳しい知識がなくても、簡単に開発していくことができます。DBを利用するWebアプリを作りたいけど、これからWebアプリ開発言語を勉強するのはちょっとね、という方にオススメ。


・・・・


APEXをインストールするには、Oracle DatabaseとOracle HTTP Server (Oracle DatabaseやOracle Application Serverに含まれているApacheベースのWebサーバ) があればOKです。インストール作業は、SQL*Plusでいくつかのスクリプトを流して、Oracle HTTP Serverのmod_plsql (Oracle Database上のPL/SQLストアド・プロシージャにアクセスするためのApacheモジュール) の設定をするくらいなので、特に難しくはありません。


Oracle Application Express、知ってますか


で、触ってみた感じとしては、要件に適合するか見極めれれば結構よさそうな感じ。テーブルと列を選んで、フィルター(検索条件)作って、見た目整えて(ソート、ハイライト、グループ化)といった作業がボタン連打でさくさく進む。マスターメンテとかのアプリなら、ぜんぜんこれでよくね??って印象です。各種ポイントにPLSQLのコードを突っ込むこともできるので、カスタマイズもできそうな感じです。


その他


無線LANのポイントを設けていたのは(゚ー^*)d Good jobって感じ(使ってよかったのか説明読まなかったけど)。あと、youtubeとかに公開しようとしている姿勢はうれしいかも(量が足りない、アングル微妙・・・とかはあるけれど)。