開発チームの姿とソフトウェアの姿は相似する

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開発チームの姿とソフトウェアの姿は相似する
http://www.atmarkit.co.jp/news/analysis/200711/05/dev.html


今日の面白かった記事。

ソフトウェア開発が成功するかどうかは技術の問題ではなく、組織やコミュニケーションの問題に依存する場合が多い。


これは本当に同感。

リンチ氏はソフトウェア開発の生産性を向上させる方法について「小さいチームの方が生産性が高い」と断言する。「3〜4人の小さいなチームで、よいコミュニケーションを取り、連携しながら開発するのがベストだ」。アドビでは開発ツールや手法をチームごとに選択させているという。上からの押し付けではなく、少数精鋭のチームが自らが動きやすい形を選択する。


これも、実感としては、上記のとおり。ただ、日本のSIで人月計算でやっていて、
下請けで技術選択や、製品選択で手足をしばられている体制では無理。
(あと、本当の大規模システムとか、基幹システムもできない可能性がある。
エラーがちびっと出ただけで、金融庁送りになるようなシステムは無理・・・)


上司とか、同僚に上記のような話をするとたいてい二種類の反応があり、


・話の感覚はわかるが、うちの会社 OR 今の業界の構造 じゃ無理じゃね?
・言ってる意味わかんね。SEとかプログラマーは、数字で数えるもので、
 スキルとか、モチベーションとか、体制とかって重要か?
  ⇒SIを工業として定型化して捕らえたい人たち?


という感じ。


たしかに、前者の人の話はわかり、


「じゃあ、お前、今日からマネージャーな。で、うまくやってみて。
精鋭じゃないやつもごろごろいるし、色々制約ありまくりだけど、やって。」


っていわれたら、半泣きになる。


後者の人で、上に書いているほど極端な人は、なかなかいないけど、
ただ、上記のような感覚を持った人が、ちらほら見られるのも事実。


ただ、個人的な結論としては、
今の仕事のやり方はベストとからはほど遠いし、
今後、正直競争力をたもてるやり方ではない
ってこと。


ってわけで、どうするか非常に悩ましい今日この頃です。