今日読んだ記事

開発・運用をアウトソーシングから自前主義に思い切って変えてみる
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20071119/287534/


開き直ったMicrosoft
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20071121/287717/


上記のような記事を読んでいるとSI業界も変わってかざる終えないと感じる。

無印良品」ブランドの雑貨や衣料品などを販売する同社は、2006年末に稼働させた新しい「MD(マーチャンダイジング)システム」を自前で開発したところ、その開発コストが従来までのアウトソーシング費用として比較した時に、何と15分の1まで下がったことを明らかにした。

売上高が1500億円を超える良品計画ほどの規模の企業が、これほど劇的に基幹システムの開発コストを削減できた例は珍しいはずだ。開発コストが15分の1になっても、MDシステムの検索レスポンスは逆に10倍以上も早くなったという。そのため、店舗からは好評だ。

良品計画が自前主義を指向するようになったのは、同社の社外取締役を務める、しまむらの藤原秀次郎会長の影響が大きい。藤原会長は「人材を育てるためには、情報システムや物流など自社の核となる機能は自前で運営すべきである」と唱える人物であり、良品計画松井忠三社長は藤原会長の教えを自社の経営改革に大胆に取り入れた。情報システムの開発も例外ではなかった。


上記は、自前主義の方の抜粋。自社の業務に必要な要素に絞り込んで開発するとコストの低減ができたという話か、SIのコストが高いという話か、安くなった要因は不明であるが非常に興味深い話である。


「10年後には社内で運用されるサーバーは無くなり,すべてがコンピュータ・クラウドに移行する」−−−。米Microsoftスティーブ・バルマーCEO(最高経営責任者)は先日,システム・インテグレータを中心とする同社のパートナー企業に対してこう宣言した。もしそうなら,パートナー企業が現在手がけているWindowsサーバー関連ビジネスは,10年後にはどうなるのだろうか?


やはり無くなるだろう。筆者はそう思っている。

「あなたのビジネスは将来的に無くなります」と宣告されたパートナー企業は,いい気分はしなかっただろう。Microsoftはここ数年「ソフトウエア+サービス」というビジョンを掲げているが,本命はサービスであり,ソフトウエアは「サービスに全面移行できるまでの繋ぎ」であることは明らかだ。


こっちは、MSのバルマーの基調講演に追加かかれた記事の抜粋。SIの商売で基盤関連の売り上げはそれなりにあると思っているのだが、この辺りもどんどん変わっていくのだろう。こういった状況の変化に対応していかないと生き残れないんだろうなと思う。


じゃあ、具体的にどう対応していくのか?それは正直よくわからない。とりあえず、アンテナは貼って何が起こっているかだけは注視しといたほうがいいような気がする。