情熱とか、努力って、、、
下記の本を買って読みました。
結構良かったと思います。
効率が10倍アップする新・知的生産術 自分をグーグル化する方法 [ 勝間和代 ]
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > 人文・地歴・哲学・社会 > 歴史 > 世界史
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 1,620円
で、こっからが本題。
先日、社内の新年会に出席したのだが、某有名スポーツ選手がその新年会に講演会に来てました。
で、その講演の内容。
人間、努力と情熱が肝心です。素質、才能なんてそれに比べれば(あるに越した事はないが)たいした問題ではない。
・・・
で、正直、私の考えは全く違うんですよね・・・
重要なのは「知性」とか、「技術」とか、「習慣」とか「環境」だと思うのですよ。
好きな漫画のあとがきにあった4コマで、ごく平凡なキャラが才色兼備のキャラに
「あなたのように勉強ができるようになるためにはどうすればいいいですか」
って聞くのものがあるんですが、その答えが、
「予習、復習をして一日4〜5時間だけの勉強でなんとかなるよ」
というものでした。で、そのキャラは自分がすごい努力しているって実感は全然ないわけです(で、別に勉強に情熱があるわけでもない)。というか、「普通その程度勉強しないの?」みたいな感じのわけです。無駄に努力している気分になるより、自然にできる良い「習慣」を徐々に身につけるとか、「習慣」が身に付きいやすいような「環境」を構築するといったことが重要なのではないでしょうか?
あと、私は戦史とか、兵器の話はかなり好きなのですが、蛮勇というか、勢い(≒情熱)しかないやつって、真っ先に戦死すると思うんですよね・・・。戦場なんか特殊な話じゃないとか思われるかもしれませんが、私は資本主義社会の結構な部分は、戦場のようなえげつなさが多々あると思います。世の中には、詰んでいてどうにもならないこと。あきらかに効率、勝負として分が悪いことというのがあるように思えます。
「情熱」とか、「努力」が重要ではないとはいいませんが、他にもそれと同じか、それ以上に重要なものがあると思います。
ということで、個人的には、会社の講演会の内容としては、ちょっと偏った内容であり、あまりよろしくないのではと思いました。
で、上で紹介している本には、「環境」の構築とか、「技術」といった事について具体的に触れられているので、結構面白い本ではないかと思います。