MIXIの著作権ネタとその後の対応

ミクシイはあなたの日記をあなたに無断で商品化します
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20080303

1. 本サービスを利用して、ユーザーが日記等の情報を投稿する場合には、ユーザーは弊社に対して、当該日記等の情報を日本の国内外において無償かつ非独占的に使用する権利(複製、上映、公衆送信、展示、頒布、翻訳、改変等を行うこと)を許諾するものとします。


2. ユーザーは、弊社に対して著作者人格権を行使しないものとします。


って話が出てるんですが、まあ、そこはMIXI
ちゃんと空気読んで、下記のような感じで落ち着いたらしいです。

これを知ったmixiユーザーからは「ユーザーの日記を、ミクシィが勝手に書籍化するつもりでは」「写真家がmixi内限定のつもりで公表している写真も、勝手に写真集にして出版されるのでは」といった不安の声が相次いでいた。


ミクシィの広報担当者はこれに対し、「ユーザーの日記などの権利は従来通りユーザー自身が持ち、書籍化も、ユーザーの事前了承なしには進めない」と釈明。その上で、新条項を追加した意図について、


(1)投稿された日記データなどをサーバに格納する際、データ形式や容量が改変される(ユーザーの著作者人格権《同一性保持権》を侵害する)可能性がある


(2)アクセス数が多い日記などは、データを複製して複数のサーバに格納する(ユーザーの複製権を侵害する)可能性がある


(3)日記などが他ユーザーに閲覧される場合、データが他ユーザーに送信される(ユーザーの公衆送信権を侵害する)可能性がある


――など、厳密に著作権法を適用した場合に、ユーザーに無断で行うと法に抵触しかねないデータの複製や改変について、規約で改めて規定した、と意図を説明した。


mixi日記、無断書籍化はしない」――規約改定の意図をミクシィが説明
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=422953&media_id=32


ネットでは本意とは異なった解釈をされ、それがあっという間にソーシャルブックマーク等でひろがる場合があるので、すばやい対応が必要ですね。まあ、今回のMIXIの対応のスピードとしては、まずまずだったのではないでしょうか?


ただ、この辺りの感度が鈍かったりするとすごい痛い目を見るんだろうなと思いました(時々やらかす企業ありますよね)。