カンブリア宮殿 平成建設社長 秋元久雄

チョット古い番組の録画で、建設業の話なんだけど、SIerにも通ずる所があると思ったので紹介です。


番組の概要はコチラ


で、要点は


多能工化による内製化。それによる低コスト化、顧客満足度向上


って話です。キーワードは、「多能工」と「内製化」ですね。
で、この辺りってSIerにも当てはまるような話な気がすがどうでしょうか?


あるエントリで、

建設業って、売上が月次ベースで安定しない業態だと思うんですよ。つまり、大雑把に言えば、固定費が大きいと、経営が簡単にコケる可能性があるということです。キャッシュ・フローが安定しないという意味です。


だから、人件費をアウトソースにして、変動費化させる方が、この業態にとっては合理的と言えると思います。少なくとも、中小の規模の会社にとっては。


カンブリア宮殿 平成建設 秋元久雄さん
http://d.hatena.ne.jp/oreoreoreore/20080916


という記述があったのですが、「建設業」を「SI」に置き換えてもそのまま通じそうな記述だよな〜と思ったり。

では、何故、平成建設が、自前で職人を抱えた上で、業績を伸ばしているかというと、おそらくそれは、


* 営業力があるから
* 職人に、多様な技能を身につけさせるから


ということに尽きると思います。つまり、キャッシュ・フローが安定しないのを営業力で補い、現場ごとにたくさんの職人を抱えないといけないところを、多技能を習得させることで補っているのだと思いました。(営業力については番組で全く触れていなかったので推測だけど・・・)


カンブリア宮殿 平成建設 秋元久雄さん
http://d.hatena.ne.jp/oreoreoreore/20080916


で、上の部分を読んで思ったのは、

  • 中小企業、営業力が無い企業は人件費をアウトソースするのはやむえないかもしれない
  • しかし、営業力がある会社、体力のある大企業は、「内製化」「多能工化」に取り組んでみるのといいのではないか?


ってこと。建設やSIに限らず、業界を問わず勝ち組といわれてる企業の特徴として、「内製化(OR 非常に緊密なアウトソーシング先との連携)」「多能工化」をちらほらみるような気がします。